携帯電話が使えない万が一の時に持っていると安心!災害用無線機のポイントなどを紹介

当サイトは、災害用無線機のポイントをご紹介しています。
一般的な無線機とは異なり災害に特化した無線機といった位置づけになっていること、携帯電話が使えないとき大きな力になってくれます。
災害が発生すると携帯が使えなくなり友達や家族などに連絡が出来なくなり不安を感じる人は多いといえますが、この無線機は装着同士で通話が可能ですし、携帯とは違って長時間通話をしたとしても通信料が掛からない、このようなメリットもあります。
携帯電話が使えない万が一の時に持っていると安心!災害用無線機のポイントなどを紹介
災害用無線機は、MCA無線機と呼ばれるもので中継局を経由して通信を行うトランシーバーです。
災害が発生すると携帯電話が使えなくなることが多いけれども、これは携帯電話会社が制限を設けたりアクセスが集中するためです。
このようなときに災害用無線機があると便利なのですが、災害用無線機の場合は専用の空きチャンネルが割り当てられているので回線が混雑して接続できないなどのトラブルが起こらない、通信可能な距離は30キロ以上と広くなっています。
災害用無線機は免許が必要なものもある
災害用無線機は、事前に免許の取得が必要な物もあります。
無線に関する資格は目的によって異なりますが、災害用無線機で最低限保有しておかなくてはいけないのが三陸特です。
第三級陸上特殊無線技士の略称となる三陸特の免許は、国家資格に分類されます。
国家資格というと、受験の合格率が低く難易度が高いというイメージを抱く人も少なくありません。
三陸特の合格率は70%から80%と比較的高めに設定されています。
一陸、二陸でメインとなる計算問題がなく、大半が過去問から提出されることが合格率の高さの理由です。
とはいえ、難易度が低めと言っても対策をせずに試験に臨んでも合格することはできません。
無線工学、法規に関する過去問を繰り返し解いて傾向を頭に入れておく必要があります。
試験は年に1度で受験費用は2万円前後です。
20歳未満は通常より安い金額で受験することができます。
将来的に災害用無線機に関わる仕事を希望している人は、20歳を迎える前に取得を目指すのも一つの手です。
災害用無線機とトランシーバーの違い
災害用無線機とトランシーバーの大きな違いは、利用する周波数帯にあります。
災害用無線機の場合は人命にかかわることから優先的に利用できる周波数帯が割り当てられており、他の機器と干渉しないことからスムースな通話を行うことができ、救命救急や警察などに直通で通報することが可能です。
昨今では電波を使用しない衛生無線を採用した機種もあり、他の電波の影響を受けずに通話が可能です。
災害用無線機はいつでもだれでも使用できるものではなく、消防や警察などの専門機関や避難所などに設置されています。
一方、トランシーバーの場合は一般公衆が利用できる周波数帯を使用しており、他の機器と干渉する可能性があります。
多くの機種では自動的にチャンネルをスキャンして最も条件の良い電波を使用しますが、利用者が多く混雑している場合にはスキャンに失敗したり、他の通話と混線してしまうケースも稀に発生することがあります。
災害用無線機は利用目的から特別な周波数帯が確保されており、人々の命を救うために緊急時には大いに役立てられています。
災害用無線機はバッテリーの持ちがいい
災害用無線機は、非常時に使用するものであるため、いざと言う時に利用することができないのでは意味ありません。
そのための様々な工夫がなされており、特にバッテリーは長時間利用することができるものを採用しているケースがほとんどです。
一般的な無線機の場合には充電をする環境が整っているところで使用することが多いため、軽量化や機能の向上などが重視されることが少なくありません。
しかし災害用無線機の場合にはこのような機能よりも通話をすることができることが最優先となっており、また充電をする環境が整っていない状態で使用されることが多いことから、バッテリーが長持ちすることが重要な要素となります。
災害用無線機は緊急時に通話をすることが必要な場合に使用するものであり、その他の場面では使われないことも少なくありません。
むしろいざと言う時に使えないのでは意味がないため、普段は保管するといったことも多いものです。
この理由により、緊急時の利用に耐える工夫がされているのが特徴です。
災害用無線機は一対多で通話ができる
災害用無線機は現在ではIP無線機の機能を利用しており、そのために一対多の通話をすることができるのが大きな特徴となっています。
従来は直接接続する仕組みのものが多かったのですが、この場合には距離が遠くなると接続しにくかったり、また状況によっては接続できないと言うことも少なくありませんでした。
しかし災害用無線機は緊急事態を知らせるものであり、中には救難救助など命に関わる状況で使用されることも多いことから、より確実性の高いIP無線機の原理を導入することが多くなっています。
災害用無線機が一対多の通話をすることができるようになったことで、その効果が大きく表れているのが特徴です。
必要に応じて様々な担当者がその状況を確認し、これによって救助体制を迅速に整えることで、災害の際の緊急対応や人命救助の対策などを効果的に行い、その状況に対処できるようになっているのがポイントです。
災害用無線機が高い機能を持ったことで、その役割がますます重要となっています。
災害用無線機は通話可能距離に応じて選ぶ
災害時にはスマートフォンやパソコン、固定電話などの通常の連絡手段が機能しなくなることもあります。そこで便利なのが災害用無線機です。災害用無線機があれば各部署や各地区の状況把握を行うことができ、それぞれに物資や人員の手配の支持も可能となります。電波法の52条によると免許状に記載された目的または相手の範囲を超えて運用してはならないとありますが、災害時においてはこの限りではないとされています。つまり、災害時には無線機の使用範囲を拡大することが出来ます。災害用無線機はいずれも同じではなく、距離に応じて使い分けることが大切です。距離が延びれば延びるほど価格も高くなります。遠くまでつながる災害用無線機は高額であるだけでなく、この電波との混線も起こりやすいです。それゆえにただただ遠くまでつながれば良いというものではありません。自身がどこまで繋ぎたいのかをよく考えて、その内容に合ったものを用意するようにしましょう。
免許が必要となる災害用無線機の種類
災害対策や災害発生時などの連絡用に限ったことではありませんが、無線機やトランシーバーなど災害用無線機を選ぶときには通信可能な距離を確認することが大切です。必要な距離を満たしていることに加えて通信が可能なものが最優先されていること、他に条件がある場合はそれを満たしているものを選択しなければなりません。特に、災害用無線機は災害の際に強い味方になってくれる装置ですからこのようなときにも使える種類が必要不可欠です。それと、一般の人が家族と通信を希望する場合には免許が要らないものを選ぶこともポイントです。ちなみに、特定小電力トランシーバーの通信距離は短いのですが、免許が要らないので誰もが利用できるメリットを持ちます。さらに、特定小電力トランシーバーの大半は乾電池で動くので使いやすさに加えて手軽さも兼ね備えています。ただ、充電池を使うタイプの中にも資格が要らないタイプもある、通信距離が長いものもあるので比較されると良いでしょう。
災害用無線機で必要な免許の取得方法
災害用無線機の免許の取得方法はいくつかありますが、比較的多くの人がせんたくするといわれるの受験です。文字通り、無線に関する国家試験を受験して合格することが条件となります。数ある資格の中でも合格率が低く、難易度は高めです。試験は1年に1度しか実施されないため、過去問を繰り返すなど準備を万端にして臨む必要があります。受験に合格する自信がない人は、学校に通って通信関連の課程を修了して卒業することでも取得は可能です。大学、専門学校と通信関連の勉強を学べる教育機関は比較的多くあります。ただし、入学金も含めてまとまった費用が掛かる、社会人として働きながら取るのは難しいという点がデメリットです。そのほかにも、総務大臣が認定している災害用無線機の養成課程で知識、技術の講習を受ける方法もあります。決められた時間の講習を終えれば、改めて国家試験を受験を受ける必要はありません。働きながら免許を取りたいという人に向いています。
災害用無線機の免許局と登録局の違い
災害用無線機には免許局と登録局の2種類がありますが、見分けが難しい面があります。災害用無線機の免許局は法人や団体などの利用を前提としており、許可された法人や団体のみ利用することができます。そのため、許可されていない相手へのレンタルは違法となっています。一方で登録局は許可されていない法人や個人も利用できる点が特徴でしょう。一般的にレンタルなどで使用されている災害用無線機はこちらで、法人でなくても利用できる、借りた人も違法にならないなどのメリットがあります。免許局のみが存在していた当時はレンタルは違法となってしまうため災害用無線機の貸し出しなどは行うことができず、法人は自社ですべて購入する必要がありました。現在ではそれぞれの違いを理解して区分に合わせて購入と使い分けることで、自社ですべてを用意しなくても必要な分だけレンタルで用意することもできるようになっています。個人が使用できる点も大きな特徴の一つでしょう。
災害用無線機で電波使用料が必要なケース
災害用無線機は様々な機能を持っており、中には接続することができる中継局を複数選ぶことができると言うものも存在しています。近年では一般的にはIP無線を利用することも多いのですが、これはそれぞれの通信会社の基地局を利用して接続する仕組みとなっており、可能であれば自らが契約している通信会社の基地局と接続することになりますが、これができない場合には他のところを利用すると言う場合も少なくありません。これは災害用無線機ではその際に接続をすることが優先されるため、緊急時にはこの機能がさどうすると言うことも多いものです。この場合には契約している会社とは異なるところを使用するため、電波使用料が発生すると言う場合もあるので注意が必要です。災害用無線機は災害時に使用するものであるため、契約をしていなくても接続ができる仕組みとなっていることから、状況によってはその会社から電波使用料が請求されると言うこともあることを意識しておくことが大切です。